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渡辺民芸工房舎の制作、窯元について
◇関東からの陸奥の海岸側の入り口に当たるいわきには、攝津の国有馬温泉、伊予の国道後温泉共に、古温泉の一つ湯本温泉は、「さはこ」の鶴伝説が伝えられ、古くから自噴していた温泉場として知られていました。火山地帯で無い温泉場です。
明治に入ると、江戸末期に発見された石炭が、富国強兵のもと常磐炭田の一つ小野田坑が、近代的な採掘方法の炭鉱の歴史が始まり、首都に近い炭田として、重要視されてきました。反面、前近代的な飯場制度や朝鮮人の強制徴用と労働のもと虐げられた労働者が居たのも歴史の事実です。
東北の地に在りながら、温暖な気候のいわき市常磐地方は、東京から電車や高速道路を利用すれば、約2〜3時間の便利なところです。仙台からは、4時間以上かかります。地方分権の名の元に、広域行政を行なおうとしている昨今です。
毎年正月10日金毘羅大祭には、15万人以上の人出で賑わいます。又、映画『フラガール』が2006年9月上映され、全国で大きな話題になりました。
○神奈川で20数年製作して、2005年いわきに移住して2007年湯ノ岳の山麓で平和湯ノ岳窯として窯を開きました。
土人形、天狗面(和紙面)、土鈴は、300年の伝統を受け継ぐ島根県の<ふるさと伝統工芸品>に指定の長浜人形、石見神楽面の流れを汲むのもです。
◎当工房主渡辺石芳は、現在の島根県大田市久手町刺鹿に生まれ、島根県江津市の長浜人形師・石見神楽面師安東湖月氏に学び、1984年、神奈川の大山の門前町伊勢原の地に窯を開きました。大田市には、国立公園「大山・隠岐国立公園」に入っている「三瓶山」(古代の国引きの物語の中にも出てくる山、佐比売山<さひめやま>)、また今年、2007年戦国時代からの銀山「石見銀山」が世界遺産に登録されたように自然と歴史とロマンに満ちているところです。
当工房では、招福・魔除け厄除け土人形、土鈴、天狗面はじめ和紙のお面、招き猫、土笛、オカリナ、貝合わせ、生き人形、香合、極細字(米粒に裸眼で32文字書き入れます)等を、核の無い平和で文化的な世の中が続く事を念じつつ作っています。
作品は、観光お土産、新築、開店などのお祝い事、会社の贈答品、コレクション、など、国内はもちろん、海外へのお土産にも利用されています。
■当工房の作品は、江戸時代から農民の副業としての生業(なりわい)をしてきた郷土玩具は、原材料に和紙や粘土を使用しています。すべて自然に帰るものです。また、母が残してくれた遠い昔の雛人形は、父が残してくれた遠い昔の土の武者人形は、心のふるさととも言えましょう。
元来、郷土玩具は、エコ商品の原点とも言えます。...
聖原ひな人形・ひな土鈴
■WHCCは、Watanabe Hand made Craft & Co.の略称です。
2009年1月 人形師 渡辺石芳
更新日2013.11.28
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