コラム「凡言録」より3月14日
東・関大震災−4
東電福島第一原発で午前11時1分3号機の建屋から白煙があがった。1号機と同じ、水素爆発だという。20キロ圏内残っている人は屋内に退避し、外に出てはならないと警告があった。風は南、いわきの方に放射線が流れるという。後には風は西北西で海の方に流れると
▼いよいよ、われわれも避難しなければと荷物をまとめる。待て、待て。直ちに人体に被害を与える放射線量ではない。レントゲン撮影の2倍程度だと、テレビは解説する。義母のこともあり、遠くに避難できない。テレビ情報を見極めようとした。午後2時20分になり、避難指示は解除された。
▼午後4時半過ぎ、今度は第一原発2号機が水の循環装置など原子炉を冷やす装置がすべて失われたと発表あった。午後6時20分から海水を入れて冷却を試みたが、ポンプが働かず核燃料棒が露出し、炉心が解けた可能性は否定できないという
▼夜8時20分テレビでは海水が入り始め、いわゆる空焚きの状況に入っていないというが。テレビから目が離せない。