コラム「凡言録」より3月26日
原発から20〜30`圏は危険だ
との風評が流れて、支援物資も容易には届かない。原発災害の収東に長期化は避けられ
ない。枝野官房長官は屋内退
避の住民に「自主避難を促す
」と表明した
▼いわき市久之 浜支所長が屋内退避の住民宅 を回り、「30キロの境界を大久 川で区切った。避難の車を手 配するから」と自主避難を促 した。津波で被災し、自宅2 階に止まっている友人は自主避難はしない」と断った。「自主」は「個人の責任だよ」と聞こえる
▼原発文芸 1994年5月、チェルノブイ リ 原発事故福島県民調査団が現地に行った。参加した若松丈太郎氏(南相馬市)は連詩「かなしみの土地」を創作し た。その6「神隠しされた街 」は今の避難騒ぎを詠んだかのようだ
▼「東京電力福島第 一原子力発雷所を中心に据え ると/双葉町 大熊町/富岡 町 楢葉町/浪江町 広野町 /川内村 都路村 葛尾村/ 小高町 いわき市北郡/そし て私が住む原町市がふくまれる/こちらもあわせて約十五 万人/私たちが消えるべき先 はどこか」。(3月26日)