コラム「凡言録」より4月4日
東・関大震災−4−4
きのう、水道がようやく復旧した。日課としていた水汲みをしないで済む。捻るとジャーの文化は凄いと、改めて思った。洗濯すると湯船の半分は使う。トイレ1回流すとバケツ3杯分、米とぎは意外と水を使うことも学んだ
▼震災後初めて、自宅の風呂を焚いた。垢を落として、すっきりした。気分が良い。秤に上がる。災前、75`あった体重が70・8`に。「戯れに秤にあがりそのあまり目方の減りに驚かれぬる」。啄木と古今集を混ぜた戯れ歌ができた
▼震災後どんな食事をしていたか、少し披露すると。4月1日。朝、菓子パン、牛乳、コーヒー、リンゴ。昼、菓子パン、コーヒー。夜、うどん(卵、油揚げ)。2日も朝、菓子パン、牛乳、コーヒー、お浸し(小松菜)。昼、うどん(油揚げ)、菓子パン半分。夜、ご飯、豚汁(肉、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、ネギ、豆腐)、お浸し。これでは痩せるのが当たり前
▼水道が復旧したためか、きょうから食料配給は打ち切りになった。いろいろ、沢山いただいてありがとう。(4月4日)