5月7日(土)曇りのち雨。本日、午後一時半からいわき教育会館にて「原発事故・放射能学習会」が開かれました。いわき市原発の安全性を求める会主催で開催されました。
講師は、立命館大学名誉教授/放射線防護学工学博士安斉育郎さんが、約1時間半に亘り、講演があり、短時間でしたが、質疑応答が行われました。
安斉さんは、今回の東京電力福島原発事故に拠る人への影響と、放射線防護学工学の観点から放射線の人への及ぼす影響と、その対処について講演がが行われました。
原発事故が、まだ収束を見ていない、これから重大なことが起こるかもしれないどうなるか分からない。予断ができない状態が引き続き続いている。事故の現場では、原子炉や使用済みの核燃料をひたすら冷やさなければならない状況が続いている。入れた水が、漏れていく状況が続いている。綱渡り状態で続いている。安定的に冷やされる状態になっていない。燃えているものを、水をかけ、発火発火点以下になる酸素を遮断すると、火は消える、と言う一般的には言われている。しかし、化学的な方法、原子力というのは水を掛けようが、煮よううが、発熱体には何の影響も及ぼさない。そんなことでは、治まらない。ひたすら、半減期を待つのみであること。冷やし続けなければならない。発熱以上の水をかけ続けなければならない。冷やそうと思い、水を入れると漏れる、放射能が漏れるといけないというので移送先を考える。低レベル廃棄物を入れていたタンクをあける必要になり、海に捨てたり、漁協にも何の相談もなく、各国大使館にも何の相談もなく、あげくの果て、捨てた後で報告をする。東電が政府に捨てたいと判断を迫って30分で判断させたりして、前代未問、空前絶後、あってほしいが、切羽詰って行っている。
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著書の紹介
「福島原発事故」どうする日本の原発政策 かもがわ出版 2011年5月13日 1500円+税
「原発」そこが知りたい かもがわ出版 2011年3月15日発行 600円+税
「放射能」そこが知りたい かもがわ出版2011年3月15日発行 600円+税