5月11日(水)雨。今日で、東日本大震災から2ヶ月、いわき西部と茨城北部を襲ったM7の余震から一ヶ月、今日は、何も起こらないことを願います。HPを更新しました。
管総理は、浜岡原発の停止を中部電力に要請しました。
5月12日(木)曇りのち雨。中国四川省大地震から3年目全長280Kmの断層と最大12mのずれが生じた。死者行方不明87000人を超え、負傷者数十万人倒壊家屋数百万棟、被害総額12兆円のM8.0の巨大地震の日です。
東京電力福島原発一号機の核燃料の大半が溶融し、圧力容器の底に落下、さらに漏水の起こっていると、報道がありました。
東京電力の記者会見の内容には、あきれ果てたものです。東京電力福島第一原発の損傷についての会見だったのですが、いまだに、想定外を言う言葉を使い、どうしようもなかったと言わんばかりである。
一号機に何らかの破損があり、水漏れが起っているのではないかと、今ごろになって言うこと自体、認識の甘さがあると言っても、過言では無いと思います。注水しても溜まらないということ自体、誰でも判ることではないかと思います。東電は、何故、今回の地震で原子炉が破壊されたことをひた隠すのでしょうか。あまりにも、隠蔽や事故報告の遅れなど、多かった事が、今この事態になっても、その体質は、変わっていないと思います。福島県に住む者にとってただ事ではありません。
今日もドングラグラ余震が頻繁です。しかし、テレビ等では、地震速報がされない地震もあるようです。近場で、揺れの少ない場合、近くの地震計にキャッチされないのもあるようです。
5月13日(金)曇りのち晴れ。今日も、「緊急地震速報」が発令されましたが、いわきは、震度2と発表されました。震源地は、福島県浜通りとのこと。最初は、茨城・栃木との事。大震災以降地震計が壊れているのでは?でも注意した事に超した事は無い。山間部の道は、目的地の途中に崩落現場で通行止めの場合、大きく迂回するか、土砂崩れの危険な山道を通ることになります。今日も、山道を通行したら、対向車とのすれ違いに注意を払いました。22時54分ドン・グラグラきた。速報では、いわきで震度1M3.3 震源地は浜街道、との事でした。直下型で湯ノ岳断層のようです。
5月14日(土)晴れ一時雨。8.36分震度4の地震M5.3 メルトダウン 常磐線久ノ浜駅まで開通。 下請け原発作業員1名死亡 放射線医学総合研究所のHPを公開するとのこと。しかし、HPのタイトルに東京電力福島第一原子力発電所を言うべきを単に福島第一原子力発電所を掲載している。東電隠しにもなる。東電の責任が注目されている中での表示、すぐに改めるべきである。
いわきの隣町広野町は、広野町役場の湯本支所として、いわき市常磐藤原町別所の場所で役場業務をしています。
フジの花もいま盛りです。
5月15日(日) 晴れ時々曇り。平和観音さんの清掃の日でしたので、家内と掃除を行いました。NHK教育TVのETV特集で恐るべき報告がされました。
夜、10時からのETV特集では「ネットワークでつくる放射能汚染地図〜福島原発事故から2ヶ月〜」を放映しました。ビデオ録画収録
この放送の前に、東京電力は、原発事故の中で昨日の原子炉溶融は、地震直後から起こっていたことを今日、発表しました。明らかに、地震による原子炉の破壊であり、安全神話が確実に崩壊したことです。原子力政策を推し進めてきた歴代の政府の責任は、きわめて重いことは、明白です。
マスコミも、報道と取材の姿勢が問われます。なぜ真実に迫り、政府権力と対峙しないのか、政府の発表を鵜呑みにするほど、滑稽なものはないと思います。
今回の放送の中で、この放射能汚染地図を作成するにあたって、仕事を辞め、あえて放射線の大きい地域に入り、土壌採取車での移動3000キロを走行し、調査した皆さんに敬意を表したいと思います。また、ETV特集を企画し、製作した方にも感謝します。
藤原町斑堂の崩壊現場−断層によるものか?