震災報告67−あれから11ヶ月−2月1日(水)晴れのち小雪のち晴れ。今年は、閏年2月29日有り。

 水道管が、2ヶ所で破損一部材料を買ってきて自ら修理しました。原因は分かりませんが、以前から亀裂で水が少しずつ出て、地震の揺れで亀裂が拡張し、この寒さで凍結し、破損した可能性が有ります。井戸水汲み上げ、お風呂の浴槽に入れました。トイレ用の水を確保するのが精一杯です。外の雨水の防火用の水槽は、凍っていて、使えません。今日も、水汲みに標高300bの所の水源に水を汲みに行く。草木庵は、標高210bです。

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震災報告67−あれから11ヶ月−2月2日(木)晴れ強風吹き荒れる。放射性物質拡散するか?朝突風で芝桜のプランター飛んでしまう。

 ほとんど井戸の水位上がりません。この前の雪は、お湿り程度。この3ヶ月雨らしい雨降っていません。渇水状態。毎日水汲み

 ▽22:06ドンぐら 震源福島県浜通り M2.7 震源の深さ10` 震度1いわき市。

 「福島民友」新聞によると、防衛省はメール流失経路の調査を開始したと報道しています。「藤村修官房長官は1日午後の記者会見で、沖縄防衛局長の宜野湾市長選をめぐる講話問題に、発覚のきっかけとなった防衛局内の電子メールの内容が共産党に流失した経緯を防衛省が調査していると明らかにした。問題は共産党の赤嶺政賢衆議院議員が1月31日の衆院予算委員会でメールを基に追求して表面化した。」と報道しています。

 民主党政府は、あたかもメールを公表したものが犯罪者で有るかのように取り扱おうとするのは、民衆主義の根幹に関わる問題です。国家権力による選挙に介入している事が、大問題です。かって大企業の機密漏洩問題で、大きな問題となった内部告発は、当然の権利です。又義務でもあります。

 知らされないことが、国民にとって、きわめて不幸な事です。あの大東亜戦争の際、国民は真実を知らされないまま、破局の終戦を迎えたこをを想起すべきです。

 東京電力福島第一原発爆発の際も、重要な事をひた隠しにし、政府は、「安全」だと強調するあまり、被爆にさらされました。向かった先は、、、。被爆の地域であった事を知らされず、、、。わずか11ヶ月前の出来ごとです。

 大雪で、各地に大きな被害が出ています。

震災報告67−あれから11ヶ月−2月3日節分(金)ゴミ出し。落ち葉の掃除。水汲み。

 しんぶん「赤旗」によると島根県大田市富山町出身の山本洋二さんの訃報が掲載されていました。2月1日ご逝去。享年81歳。「革新島根の会」幹事長・元全国患者団体協議会事務局長。ご冥福お祈りいたします。

 11ヶ月ぶりに落ち葉の片づけを行いました。竹の根が伸びていました。2b近くになっています。

震災報告67−あれから11ヶ月−2月4日立春(土)晴れ時々曇り。

  百年前の思想弾圧事件−2月4日午前4時過ぎからのNHKラジオ深夜便で「大逆事件・フランスの反響」と題してフランスのボルドー大学教授クリスティーヌ・レビ氏が幸徳秋水について述べました。クリスティーヌ・レビ氏は、3.11の大震災の時、東京で被災し、京都に避難したことも紹介していました。

 フランス、スペインでも思想弾圧事件が起こり、数年後には真実が明らかになってきましたが、「大逆事件」は、研究者によって冤罪事件・思想弾圧事件だった事が明らかになりつつありますが、日本の裁判所は、再審請求を却下してます。

 クリスティーヌ・レビ氏は、意図すらなかった人まで絞首刑になったこと。この大逆事件が、日本は民主主義ではない、

 フランスでも大逆事件について報道されデモも行われていました。日本では、国際的な報道は、全くされていません。アメリカでもフランスより多くの人が抗議の声をあげました。マスコミは、当局が流した情報のみでした。

いま、この教訓から学ぶべき事は、真実を守ることが大事である。守らないなら守らせる事。戦後60年以上になる今日、民主主義的な国なのに、戦前の歴史に対してどうゆう風に立ち向かうか戦前、戦争の時にどういうことがあって、歴史の教訓を得ようと思うと、真実を認めないと言うことは、大きな問題であると指摘しました。



 いわき市中之作で毎年行われている吊し雛の催しが今年も今日から6日まで震災の爪痕が大きい中、地元の元気を願って開催されます。

 原発事故賠償は『要求しなければ、何も得られない』と題して「原発事故の完全賠償をさせる会」(2011年12月23日発足)の第一回学習会が2月4日午後2時からいわき市内郷公民館で開催されました。

 弁士には、渡辺淑彦弁護士は、賠償はどこまで要求出きるか?「現時点の賠償状況」(避難区域外の損害を中心として)また秋元理匡弁護士は、「現状回復・完全賠償要求の意味」東電や国の言う賠償はどこに問題があるのか?と題して講演を行いました。

渡辺淑彦弁護士
秋元理匡弁護士

質問する参加者

震災報告67−あれから11ヶ月−2月5日(日)晴れ時々曇り。 

 ▽地震8:59 茨城県沖 M4.3 震度3茨城県北部 震度1いわき市 深さ40`

  0.99μSv/h草木庵入り口の地表面放射線量平均値 最高値は1.20μSv/h(2012/2/5)

 井戸の渇水状態のため、水汲みを行っている所です。明日6日、午後には雨の天気予報が出ています。

 水汲み場の放射線測定すると、平均値0.3617μSv/h 年間の放射線被曝量は、3.168492mSv/yです。 0.40/0.32/0.39/0.35/0.29各μSv/hを示し、最高値は、0.42を計測しました。

以前写した写真から

ユキヤナギ 

スノードロップ

ラッパスイセン

バラ

13mm水道管が破損し取り出した部分です。塩化ビニール管

もう一ヶ所の水道管の破損部分です。

バラ

震災報告67−あれから11ヶ月−2月6日(月) 晴れ午後から待望の雨。もっと多く降って欲しい。

 いわき市中之作の「吊し雛まつり」の最終日、見に行きました。多くの人が見学に来ています。すでに一年になろうとするこの時期、大津波の爪痕がいたるところに残っています。帰ってきてから水汲み。

→    ←

   ←

その昔、塩の商いを行い、その後、酒の商いをしていたこの界隈で1,2位をあらそう豪商のお家でした。3.11の爪痕がいたるところに見られます。床上約50aの所まで津波に襲われました。外には、吊し雛が飾られていました。家の中を見学が出きると言うことで、二階まで行き見学しました。

中之作プロジェクトは築200年の商家の修復を願って。

二階から中之作漁港の風景です。残念ながら東電の原発事故により、操業中止になっています。

大きな柱が家を支え、大きな梁は、津波にも耐えました。

このラインまで津波が襲いました。

民家の縁側のガラス越しに展示されていました。

         
         

黄色の→←のところまで大津波が押し寄せました。

3.11地震と大津波で瓦礫も撤去され土台のみ。各所にこの様な場所が沢山見受けます。

▽地震7:05茨城県沖M5.0震源の深さごく浅い 震度3茨城県日立市
▽地震20:04分頃M3.8震源福島県沖震度1いわき市、川内村。

▽地震フィリピン中部のネグロス島東沖で日本時間12:49M6.9の地震発生40人以上の死亡、行方不明者多数と報道。

 報道によれば、東電福島第一原発2号機の温度73.3度まで上がり、昨年末の野田総理の収束宣言がいかにインチキだったか。

 原発を押し進める電力会社は、金に目のくらんだ自治体にいくらでも要求するその自治体に寄付金の名目で無尽蔵にばらまく。電力料金は、大きくのしかかる。これだけの苦しみを受けている福島のこころを他の自治体の長は、本気で、代々築いてきた屋敷・田畑・森を手放す苦痛、安全と精神的苦痛、その代償を考えているのだろうか。解らない。確率の問題ではない。

柱に刻まれた模様の彫刻は、すばらしいものでした。漆が重ねて塗られています

ラデンがふんだんに使われ、壁には金がちりばめられています。

 参考に2007年 2月 5日の「吊し雛まつり」を写した写真集を作りました。

5年前の2007年 2月 5日の「吊し雛まつり」を写した写真集

震災報告67−2月7日(火) 雨のち曇り。

 井戸水の水位が少し上がってきました。使用するにはもう少し時間がかかりそうです。池の水も少し溜まりましたが、明日からまた天気が良くなるとのことです。

 明日、2月8日スパリゾートハワイアンズが震災以降休業してましたが、全館再開する事になりました。

シャッターを開けて吊し雛と雛人形が飾られています。

外に飾られている吊し雛は、毎日入れなくてはなりません

震災報告67−2月8日(水)曇りのち晴れ。

 水汲み。

 いわき市藤原町にあるスパリゾートハワイアンズが11ヵ月ぶりに全館営業を再開しました。3.11大震災で大きな被災し、さらに追い打ちをかけたのが、1ヶ月後の4.11地震により湯ノ岳断層が直撃し、再起不能かと思われる被害が出ました。復旧作業が日夜続き、フラガールの皆さんが復興を願って、全国を行脚してきました。

 東電福島第二原発の内部が3.11大震災後、初めて公開されたと言います。地震と津波で被害を受けていながら、被害状況がわからない状態でした。やっと公開した。福島県は、この第二原発も含め廃炉にするよう、国、東電に求めています。また、新たな原発は、作らない方針です。県は、再生エネルギー・自然エネルギーの方向性を求めています。

 いわくつきの「保安院」大飯原発3.4号機ストレステスト「妥当」との評価、レジメに沿った結論か?

 敦賀原発「再稼働要望」を福井県市議会議長会は、否決しました。小浜市議会の池尾正彦議長は、「福島事故の原因究明も出来ていないのに再稼働するのか。事故でまだ周辺の人が帰れない状況を忘れてはならない。議員には将来の子や孫のことを考える責務がある」と強調した。採択に賛成したのは、敦賀、あわら両市議会のみで、「再稼働要望」を否決しました。

 ▽緊急地震速報発令 地震21:01震源佐渡M5.7 震源の深さ10` 震度5強佐渡市 震度4輪島市

震災報告68−あれから11ヶ月−2月11日へ進む

震災報告67−2月9日(木) 曇りのち晴れ。時々風花雪舞う。水汲み。

 ▽地震13:00ごろ震度3宮崎県

 ▽地震16:10ごろ福島県沖

震災報告67−2月10日(金)ゴミ出し。水汲み。

 ▽地震6:52、M4.4、宮城県中部、震源の深さ110`、震度3宮城県石巻市、美里町 ▽13:56秋田県内陸北部M3.7深さ10` 震度3北秋田市。 ▽地震14:10震度2いわき。 ▽午後6時頃地震有りとのこと買い物に出かけた時に地震あった。

 NHKの東北Zで、午後8時から「放射能汚染はどれくらい危険なのか−どうすれば安全なのか−児玉龍彦東大教授(1953年東京生まれ・医学博士・東京大学アイソトープ総合センター長・東京大学)に直撃した涙と怒りの訴え」を放映しました。この放送は、全国ネットで全ての国民に見て欲しい番組でした。

 復興庁;福島復興局も設置、いわき市、南相馬市に支所を設置。遅すぎると県知事。

 富岡で津波の高さが最大21bと分析たし東京大学と県のチームで10日までにまとめました。東電の想定は、5.7bでした。

 震災人的被害10日現在 死者15,848人/行方不明者3,305人

学習会の帰り際、県会議員の長谷部さんのお母さんを自宅まで送る。その際、内郷の温泉のわき出しを教えて頂きました。遅くなったため、写真は、後日とします。

この水を飲んでいるから、おそらく内部被爆は、確実でしょう!?。東電や、政府は保証するのでしょうか?