震災報告−特別企画−3.11大震災のいわきの被災状況報告/久之浜−その1(写真提供;石川弘子さん)
久之浜の地震・津波・火災。2011年3月11日にいわき市久之浜町久之浜字立にお住まいの石川弘子さんから写真提供を受け特別編集として掲載いたします。この後、東京電力福島第一電発が爆発し世界希にみるレベル7となる大事故が発生しました。この久之浜町は、第一電発から30`圏内です。
3.11巨大地震により、屋根瓦が壊れた住宅も沢山ありました。
地震発生から約30分後、押し寄せる巨大津波は、久之浜町の大久川の蔭磯橋、その大久川をさかのぼる津波です。
津波は、濁流となって大久川をさかのぼっています。
水飛沫を上げる津波。
すでに堤防を超えた津波は、住宅地に雪崩れ込んでいます。そこに、スーツ姿の男性が、
なおも、押し寄せる津波の方向に向かって進む男性。
この男性は、脇道から難を逃れ、助かりました。
すでに、一台の車は、波に飲み込まれ、さらにもう一台上がってきています。民家も流され、家財も流されています。
車がなかった所は、一台、又一台と増え、短時間に三台の車と瓦礫で埋まりました。
津波・火災で被災した人々は、いわき市の常磐湯本高校、常磐藤原小学校、岩崎小学校、内郷の御厨小学校、このころは、原発爆発が起こることをほとんど人は、知らなかった。東京電力福島第一原発の事故に寄り、こののち、数時間後にこの久之浜一帯は、屋内避難区域に指定されます。
この被災地図は、いわき津波調査グループ提供