4月16日(土)晴れ一時雨、西風強し。
4月16日、いわき市議会会派の一つ創生会は、講演会をいわき市労働福祉会館で開催しました。
「放射線からどう身を守るか!!」と題して、一時間半にわたり講演が行われました。講師は、崎山比早子氏・(元 放射線医学総合研究所 主任研究官・医学博士)でした。高木学校 原子力教育を考える会の崎山比早子さんは、原子力発電所事故に伴う放射線の健康影響を中心に話されました。

●市民科学者を目指す●市民の目線で科学を見る●市民の手に科学を取り戻す

東海村の東海電原事故の被爆によるケロイド

講演する崎山比早子氏
崎山比早子氏は、講演の中で、ころころ変わり、うそと虚偽の東電、原子力安全委員会、原子力保安院を犯罪者であると指摘し、報道機関でぬけぬけと説明している現状を批判するとともに、NHK、民放各社がそれを真に受け、報道している姿勢に鋭く批判しました。また、SPEEDIの発表は、スピードではなく、あまりにも遅すぎる点を指摘しました。

崎山比早子氏は、降下物の拡散予測の発表もドイツでは、気象との一元化をして予測を出しているが、日本の気象庁は、桜前線や、花粉症の予測を出すだけの力を持っているのだから、出せない分けがない。気象庁に国にどしどし意見を言うべきであると指摘しました。
1時半から始まった講演は、午後4時終了。当初、いわき文化センターでお行う予定だったそうだが、地震の被害と余震により危険性があるとのことで、会場の変更になったそうです。
この講演が始まる前、にわかに雲行きが怪しくなり、突風が吹き荒れました。雨も降り、帰ってニュースを見ると、いわき市好間町で竜巻が発生したとのこと。地震・津波・原発・土砂崩れ、そして竜巻。原発だけが人災だ。4月11日の地震で行方不明の営業マンが土砂崩れの現場から、遺体で発見されたとの報道がありました。また、田人の山間で、4.11の地割れを調査団が発見、大きな亀裂や1.8メートルの段差があり、長さ7キロにわたっていることが報道しました。