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4月23日(土) 一日中雨。入手した断層の資料では、「湯ノ岳断層」が12万〜13万年前活動していた。それが2011年4月11日動いた。休眠状態でも何時活断層に変わるかわからない。地球は、本当に生きている。HP更新に行ったが、満席のため帰ってきた。土日は、無理だと思います。

4月24日(日) 晴れ夕方から雷雨。4月11日午後5時16分余震といわれる地震の影響で、昨日、入手した「湯ノ岳断層」? は、大きく断層の口を開けていました。公表されている「湯ノ岳断層」は、方向が違うため、調査を必要とします。 書籍「灼熱の常磐炭礦」に拠ると白坂断層かもしれません。白坂断層は、「湯ノ岳断層」の南端から湯本を経過して薄磯に向かう断層。検めて4月11日の余震といわれるM7の地震の大きさを感じました。しかも、我が家から、900メートルしか離れていないところで、このような断層が起こっていたとは。本当にびっくりしました。我が家の食器棚などほとんど被害がなく、遠くのことのように思っていました。

いわき市上遠野、いわき市入遠野の地域もかなりの被害が出ています。いわき市田人地区も被害大きいようです。

市道小野田・田場坂線で断層がはっきりと地表に現れていました。その段差は80センチ

草木庵と直線距離は、約900メートルでした。びっくりです。

浜街道の主な断層の地図
震災報告23−湯ノ岳断層川上地区などへ進む

断層が処分場の脇を走っていました。

報道は、人的被害、被害状況の大きく、印象の強いのもほど、大々的に報道する傾向があります。

原発事故の最大の原因は、地震を多少評価していたことに起因があると思います。休眠状態の断層は、何時活動が起こる可能性があるかわからないことを今回の、余震は示していると思います。塩ノ平(しおのひら)断層(仮称)が今回の地震で地表に現れました。


4月25日(月)晴れ一時雷雨。晴れてきた午後、上遠野地域に写真撮りに行きました。夜HPアップの為、ネットカフェに行きました。そこで入手した資料です。


参考資料

2011年4月11日の福島県浜通りの地震に伴う地表地震断層について

石山達也・佐藤比呂志(地震研)・伊藤谷生(帝京平成大学)・杉戸信彦(名古屋大学地震火山防災研究センター)・越後智雄(地域地盤環境研究所)・加藤直子(地震研)・今泉俊文(東北大)

     2011年4月11日の福島県浜通りの地震にともなう地表地震断層

地震発生翌日の4月12日から15日にかけて,震源域を中心に地表地震断層の有無を確認するために調査を行った.その結果,いわき市遠野町綱木から同田人(たびと)町旅人(たびうど)にかけての約11 kmの区間で,高角西傾斜ないしほぼ垂直の正断層である地表地震断層が断続的に分布することを確認した(図1).変動崖の走向は一般にN10oW前後を示し,上下変位量は西側低下で約0.8-1.8 m,右横ずれ変位量が30 cm内外である.また,今回確認した断層の分布と走向から判断して,地表地震断層は右雁行を呈すると考えられる.

地表地震断層は,活断層研究会(1991)などによって示された複数の断層線のうち,最も西側の断層に沿って出現した(図1および写真).一方,東側の断層線,すなわちいわゆる地質学的に定義された井戸沢断層(渡辺・佐藤,1935)を横断する複数の路線を踏査したが,地表地震断層は確認されなかった.

活断層研究会(1991)は,上記の通り井戸沢断層(渡辺・佐藤,1935)を含む複数の断層線について一括して「井戸沢断層」を定義している.一方,今回の地震断層に沿って分布する断層は,御斎所変成岩類を原岩とする断層ガウジおよびカタクレーサイトを伴うほぼ垂直な断層面を有し,井戸沢断層(渡辺・佐藤,1935)とは明らかに別個の構造である.したがって,本稿では活断層研究会(1991)によって図示された「井戸沢断層」のうち最も西側に位置する正断層を,今回最大の上下変位量が観察されたいわき市田人町塩ノ平を模式地として「塩ノ平断層」と仮称する.久保ほか(2007)によれば,塩ノ平断層は今回地表地震断層が出現した範囲よりも南に延びる.従って,本稿の定義に従えば,今回の地震に伴う地表地震断層は,塩ノ平断層の一部に沿って出現したことになる.


今後は,今回の初期的な調査結果をふまえて,より正確な地表地震断層の位置の把握と地震時変位量の分布などの解明に努める予定である. また,塩ノ平断層の変動地形について,空中写真の判読や地形・地質調査によって検討する予定である.

謝辞 帝京平成大学の佐藤 剛講師および地震研究所の中山俊雄特任研究員には現地調査に際しご協力を賜った.記して感謝いたします.



4月25日インターネット「地震・火山情報」から入手しました。http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/
 

4月24日に撮影した市道小野田・田場坂線の断層「白坂断層」がもっとひどい状況になっていました。余震のためであろうと思います。 4月26日撮影

「湯ノ岳断層」の一部であろうと思われます。湯ノ岳に沿うように、断層が走っています。

追加報告「湯ノ岳断層」が北西方向に走っています。4月30日までに確認できた距離は、約7.8キロの長さが確認できました。この地図上の青い線をさらに西北・東南方向に伸びています。

「湯ノ岳断層」の合成写真です。

4月26日(火)晴れのち曇り、夕方から雨。4月11日の地震に拠る、いわき市田人地区の被害の状況を撮影しました。

田旅の道路に断層がありました。

断層は、約0.5メートル。右上が田人中学校があります。

田人中学校の校庭も地割れができていました。

体育館は、傾斜しています。

体育館の玄関、地割れで使用できません。

湯ノ岳断層の南端か?

上の断層と下の断層の方向が違います。

井戸沢断層の一部と思われます。

棚田の真中を断層は、下に向けて走っていました。

田の中央部に断層が、左下に向かって傾斜し水が溜まっていました。

ロールオーバーしますと26日撮影の写真です

ロールオーバーしますと26日撮影の写真です




MAP S-1

MAP S-2

地図をクイックすると、「湯ノ岳断層」の全体と崩落場所がわかります。

MAP Y−1
MAP Y−2
MAP-SD-7

SD-7

SD-8

SD-8

SD-8

SD-8

MAP-SD-6A

MAP-SD-6B

MAP-SD-6B

asahi.com「活動しない」認定の断層、地震で動く 福島・いわき=湯ノ岳断層4月11日
asahi.com「活動しない」認定の断層、地震で動く 福島・いわき=湯ノ岳断層4月11日

気象庁発表24日震度1以上の地震は全国10回
震源地が福島県内で震度1以上の地震は、4回

午後7時9分 震源地 浜通り 震度4平田、震度3小名浜、郡山開成、白河、楢葉町などで観測。 

気象庁発表23日震度1以上の地震は全国11
震源地が福島県内で震度1以上の地震は、3回

2011年4月23日00:25: 0.0 37゜12.0'N 141゜18.0'E  20km M:5.6 福島県沖
最大震度:5弱

4月25日全国での地震速報値(午後4時現在)震度1以上は18回

気象庁発表25日震度1以上の地震は全国14回
震源地が福島県内で震度1以上の地震は、0回

午後6時 震源地 茨城県沖 M5.0 震度4茨城南部、千葉北部

4月26日の全国での地震速報値(午後9時現在)震度1以上は回*******

気象庁発表26日震度1以上の地震は全国11回
震源地が福島県内で震度1以上の地震は、3回

震災報告22−4月23日〜4月24日=湯ノ岳断層・白坂断層・塩ノ平断層を行く。
「歴春ふくしま文庫L」によると2003年活火山について新しい定義を行なったと書いてあります。それによると、活火山とは『概に過去1万年以内に噴火した火山、及び現在活発な噴気活動のある火山』のこと云う。(火山噴火予知連絡会)従来の定義は、『過去およそ2000年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山』とされてきた。新たに活火山に肘折・沼沢(東北)・ニセコ北海道)・三瓶山(中国島根県)など18の山が加わり108の活火山のことです。(追加;7月7日)