コラム「凡言録」より10月11日
大震災7ヵ月
大震災から7ヵ月経った。福島県内の死者は1846人、行万不明者は238人。いわき市は死者が先月から1人増え、310人に。行方不明者
38人で変わらず。新たな遺体は見つからない▼
いわき市内の他校に閲借りしていた久之浜一小、二小、久之浜中の3校が10月11日から自校舎で授業を再開した。校庭などの除染を行って、放射線量は当初の4分の1以下に減った。久ノ浜駅前の測定では年間被爆量は1_シーベルトを超える▼
福島県内の避難者は体育館などへの一次避難が5カ所95、ホテルなどへの二次避難が159ヶ所1557人県外への避難ば46都道府県すべてに5万6469人。仮設住宅入居10996戸、借り上げ住宅22491戸だ▼
除染は市町村が計画を作って始動しているが、除染で出る汚染土の仮置き場の設置は住民の理解を得るのが大変だ。「被害者である県民がなぜ自ら除染しなければならないのかというのが、県民の率直な気持ちだ。「国、事業者が除染するのが筋」と福島県知事も憮然としている。(10月11日)