コラム「凡言録」より10月31日

原発なくせ集会

福島市西郊外の「四季の里」は曇っていて、五曇の紅葉した山並みは霧に隠れていた。ここで30日「なくせ原発10・30大集会」が開かれ、全国から1万人を超える人が集まった▼

会場から言葉を拾う。茨城県のグループが歌つ。「海を汚したのは、だれ/宛番汚したのは、だれ/土を汚したのは、だれ」。「東電」「東電」と声が上がる。集会呼びかけ人の1人会津若松市の片岡輝美きんは3歳の子の声を伝えた。「おかあさん、この砂さわっていいの」。子どもは外で遊べない▼

浪江町で330頭の牛を飼う牧場主は「被曝した牛の殺処分は許さない」。町民1万4千人が
県内一に、7千人が県外へ避難している浪江町の馬場町長は東電の対応を怒り、「果敢に
東電に挑戦する」。全村避難を余儀なくされた飯館村の菅野村長は「腹が立って、悔しくて、憎らしくてしょうがない」▼

日本共産党の志位委員長は「全国で原発ゼロを求める運動が大きくひろがっている。原発にしがみつく勢力を追い詰め、包囲しようではありませんか」。(10月31日)

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