コラム−１１月１日
橋下“独裁”
大阪の橋下知事が任期途中で辞任し、11月13日告示の大阪市長選に出馬する。知事辞任で急遽、知事選も11月10日告示で行われる。投票日はともに27日。橋下氏がダブル選挙を仕掛けた。知事選には橋下氏率いる「維新の会」幹事長の府議を立てる▼
橋下氏と「維新の会」は「大阪都」構想と「府職員基本条例案」を掲げる。「大阪都」構想は府・市政を二重行政だとし、府・市の権限を二人の指揮官」に集中させる。行政も教育も、橋下氏と「維新の会」が独裁的に牛耳る狙いだ▼
橋下氏は「日本の政治のなかで一番重要なのは独裁ですよ。独裁といわれるくらいの力、これが日本の政治に一番求められる」と公言し、自り独裁者たらんとしている▼
君が代強制条例を強行した橋下氏は「教育基本条例案」で、「世界標準で競争力の高い人材を育てる」という。知事が府立高校の教育目標を設定し、目標を果たさない教育委員は罷免できるなど憲法に違反して政治が教育に介人する仕組みだ。橋下“独裁”を許すな。
11月1日
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