コラム「凡言録」より10月8日


 小沢「意見書」

資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規制法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表の小沢一郎被告の初公判が東京地裁(大善文男裁判長)で開かれた▼

市民から選ばれた検察審査会が、検察の不起訴処分を覆して起訴した初めての公判だ。裁判で小沢被告は「検察の不当な捜査で得られた供述調書を唯一の根拠にした検察審査会の判断に基づくものにすぎない。この裁判は直ちに打ち切るべきだ」と、無罪を主張した▼

公判終了後、小沢氏は記者会見し、公判で読
み上げた意見書を再び読み上げ、「私も秘書も有罪を認定されるようなことはしていない」と強調した。4億円の土地購入費の原資については「私のお金だ」と、具体的な説明はしなかった▼

記者から国会での説明責任を問われて、小沢氏は「君はは三権分立をどう考えてるの…司法は独立している。もうちょっと勉強してから質問して」と苛立ちをみせた。国会が国政調査権を行使することは司法の独立を侵すものではない。もうちょっと勉強して。(10月8日)


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