コラム「凡言録」より5月17日
計画的避難
原発事故発生から1年以内に
放射線量の積算値が20_シー
ベルトに達ずる恐れがある地
域を、国は4月22日、計画的避難区域に指定。ーカ月以内
に避難を求めている▼
指定は全村避難の飯館村と、一部避
難の南相馬市、浪江町川俣
町、葛尾村で、避難対象者は合計6587人。いずれも阿武隈山間部だ。飯館村と川俣
町で15日から避難が始まった
▼
飯館村からの避難はまず乳幼児
.妊産婦がいる16世帯64人。福島市の国家公務員住宅に4世帯、同市内め旅館に4世帯、二本松市に2世帯が自家用車で移った。村では壮行会を開き、菅野典雄村長は「
離れ離れになる村民に、ふる
さとへの回帰の思いをどうや
って持ち続げてもらえるか」
と▼
村では今後、小中学生が
いる156世帯、高校生がい
る42世帯、放射線量の高い比
曽・長泥・蕨平の108世帯
に要望を聞いて避難先を決め
順次避難してもらう。約21OO人はすでに自主避難している。役場前の出発式で涙ぐむ女性。「また帰ってきましょう」と村長h帰れる日はい一つになるのか。(5月17日)