コラム「凡言録」より6月25日

  スパコン世界一


スーパーコンピュー夕ー(スパコン)の計算速度ランキングで、日本の理化学研究所(理研)と富士通が共同で開発した二尺(けい)」が世界一になった。計算速度は1秒間に8162兆回。2位の中「天河1号A」が2566兆回、3位の米国「ジャガー」が1759兆回だから、ダントツの性能だ▼


「京」は102個の中央演算処理装置(CPU)が入った電話ボックスほどの計算機を864台つないだ並列型のスパコンだ。CPU672台で昨秋世界一だった「天河1号A」の3倍を超える計算速度をだした▼


8月には864台すべてが揃う予定で、今秋のランキングでは名前の通り毎秒1京回(1兆の1万倍)の計算遠度の達成をめざす。スパコンは開発競争が激しく日進月歩だ▼


09年秋の事業仕分けで、蓮舫行政刷新相は開発予算に待ったをかけた。「世界一でないといけないのか。2位では駄目なのか」。ノーベル賞受賞者など著名な科学者が反発し、予算の前倒しが認められた。蓮舫氏は世界一に「心から敬意」と語った。(6月25日)



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