コラム「凡言録」より7月10日
大震災4ヵ月
大震災から4ヵ月たった。地震、津波に加え、原発事故が起きた福島県では、体育館などへの一次避難者は2798人旅館などへの二次避難者は1万4983人、県外への避難者は46都道府県に3万5776人(いずれも福島県調べ、7月6日現在)。死者1755人、不明者286人だ▼
原発から半径20`の警戒区域へ、避難住民の一時帰宅が4月10日から始まった。一時帰宅の希望者は約3万人いるが、うち8005世帯1万3637人が8日までに一時帰宅を果たした。6月1日から始まった自家用車の持ち出しは8日現在、1032世帯997台を区域外に移動させた▼
政府は新たに局地的に1年間の積算放射線量が20_シーベルトを超えると予想されるして伊達市の4地区の113世帯を指定した▼
原発30`圏内にある県立8高校の授業を、県内の24校で代行する「サテライト校」を実施している。対象生徒数は1809人だ。県内の児童・生徒5473人が県外に転入学した文科省調べ)。(7月10日)