コラム「凡言録」より7月13日

朝日」と原発@
「朝日」が約2nの大社説「提言 原発ゼロ社会」を発表した。福島原発事故で「止めたくても止められない」原子力の恐ろしさを思い知った。「原発ゼロ社会」を将来目標に定めよ、と提言する▼
脱原発のポイントは時間軸を持つこと。原発の寿命は40年が目安だ。新たな原発を建設せず40年で順に止めていくと、2050年にはゼロになる。これでは遅すぎるが、代替電源の開発・導入に力を入れ、節電にも努めれば、ゼロの日をそれだけ早めることができる▼
目然エネルギーの開発として風力、太陽光「バイオマス(木質燃料)、小型水力、地熱による発電をあげた。日本には自然エネルギー資源があり、自然エネルギーを大きく育てる時代がきた▼
原発を減らし、電力を確保する鍵は「電源の分散」と「発電と送電の分離」だ。災害や危機に強い、新たな電力体制をつくるには、既存の電力会社だけに頼らず、多様な事業者に発電を担ってもらい、電源を分散させる。さまざまな発電業者が公平に接続できる送電網が不可欠だ。(7月13日)


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