コラム「凡言録」より7月18日

「恥のリスト」
国連事務総長が毎年発表する年次報告「子どとも武力紛争」には「恥のリスト」が添付されている。子どもを兵士として徴用し、殺傷したり、性的暴行を加えたりした紛争当事者を、政府治安部隊、反政府武装勢力の別なく列記したものだ▼
5月に公表された今年の報告では14カ国の60団体を名指している。同報告は学板への攻撃件数が増加していると警告し、実行者を「恥のリスト」に加えるよう、国連安保理に求めていた▼
12日開かれた国運安保理は、学校と病院を子どもたちの安全が確保されるべき「聖域」として認め、こうした施設に攻撃を加える紛争当事者を「恥のリスト」に加えて公表するとした「決議1998」を全会一致で採択した。潘基文(パン・ギムン)国運事務総長は「学ぶ場所、病気を治療する場所は戦争の場所ではない」「武力紛争から子どもを守ることは、平和と安全保障の問題だ」と強調した▼
国連児童基金(ユニセフ)によると、少なくとも31カ国で学板が武力による攻撃や脅迫を受けている。(7月18日)


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