コラム「凡言録」より7月23日

のほほん自民党

自民党の国家戦略本部(本部長・谷垣総裁)が中長期的な基本政策を発表した。「日本再興」と題する報告書だ。谷垣総裁は「最近、『自民党はどういう日本をつくるのか』と問いかけられる。それに応えていかなければならない」と語っている▼

焦点のエネルギー政策については「当面、安全強化策を施して既存原発を維持。再生可能エネルギーは積極的に普及促進」としている。原発に係わる政策を政争の具にしない」とは、菅首相の脱原発への模様眺めか▼

原発に「安全強化策」はあるのか。津波対策の強化に防波堤を高くすることなどを指してのことだろうが、誰を「止めたくても止められない」現実を何と考えるのか。原発は未完成の技術で、社会的に許容できないということを理解しない▼

自民党は原発を国策として推進し、原発事故で国民に深刻な被害をあたえた。それをどう総括したのか。今もって国民に謝罪せず反省も示きないのは何故だ。深刻な反省がないから「安全な原発」などと、のほほんとしている。(7月23日)


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