コラム「凡言録」より7月7日

電力使用制限令

東京電力(東電)と東北電力(東北電)の管内で1日から電気事業法に基づく電力便用制限令が発動されている。福島原発や各地の発電所が大震災で被害を受け、供給電力は東電は10l、東北電は7l不足する。電力使用量を昨年夏より15l減らさなければならない▼
契約電力500`h以上の大きな工場やビルが対象だ。東電は9月22日まで、東北電は9月9日まで、平日午前8時から午後8時まで。それ以外の時間帯や土日は制限されない。対象外の小口や家庭15lの節電を求められている。エアコンを便わず熱中症になることは避けたい▼
自動車業界などは休日を土日曜から木金曜に振り替え、土日の操業を始めた。休日振替など労働条件の変更は子育て、介護などを担う労働者や女性に影響がでている。新日本婦人の会は細川厚労相に、働く人の意見を良く聞いて家庭責任が果たせるように対策を求めた▼
経団連は電力不足を宣伝し、原発を早く再稼働させるよう求めている。今までのところ、電力不足で停電になった日はない(7月7日)


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