コラム「凡言録」より9月17日
共産党の義援金
日本共産党が取り組んだ「東日本大震災救援募金」に、半年間で9億円を超える額が寄せられた。義援金は自治体、農協、漁協、商工会議所、商工会、消防団に届けた。総額は8億9000万円になる▼
第1次義援金は3月下旬、宮城、岩手、福島3県と42市31町9村に。第2次義援金は宮城、岩手、福島3県と3県沿岸部の15市16町4村22の農協、46の漁協に。第3次義援金は3県の14商工会議所と37の商工会に。第4次義援金は3県の46の消防団に届けた▼
義援金を受け取った自治体や団体では被災者への見舞金、遺児孤児基金や住宅修繕工事補助金、津波で流出した備品などの購入、事務所・倉庫・市場など施設の復旧のために活用されている。いわき市漁協四倉支所は義援金を元に、漁具倉庫を補修した▼
復興財源の捻出で増税も論議されているのに、共産党以外の9党は、いけしゃあしゃあと政党助成金を受け取り続ける。年間320億円だ。共産党は政党助成金の撤廃を主張して受けらず、救援募金に取り組んでいる。(9月17日)