コラム「凡言録」より9月3日

野田内閣が発足

「どじょうがさ、金魚のまねすることねんだよなあ」。相田みつをの詩である。ドジョウがドジョウのままなら本物だが、金魚のまねすれば、それは偽物だ。民主、国民新の連立、野田ドジョウ内閣が発足した▼

「どんぐりころころ」しよろしく、ドジョウは組閣前3つのドングリに挨拶。1つ目は自民、公明どの党首会談だ。3党合意にもとづく消費税増税などの協議をよびかけた。2つ目は日本経団連など経済3団体を訪問。「われわれの政策と合致点は非常に多い」と、米倉経団連会長にほめられた▼

3つ目は米国のオバマ大統領との電話会談。大統領からの申し入れで約15分、話した。首相は「日米同盟の一層の深化、発展に取り組みたい」と大統領に表明した。恒例のワシントン詣でが組閣前に電話で行われたのは異例だ▼

野田首相は内閣のキャッチフレーズについて、「ドジョウだナマズだという話はしない。国民にいずれ名付けていただくような内閣にしたい」と。共産党は「財界直結・民自公民翼賛体制内閣」といっている。(9月3日)


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