コラム「凡言録」より9月8日

 菅インタビュー

「朝日」の菅前首相インタビューを読んだ。菅氏の自己弁護も入っているかと思うが、感じたことを書く▼

原発事故で避難地域の設定は「直接的な炉の爆発の危険性と、逃げだす時のリスクの問題と勘案しながらだんだん広げた」。実際の経過は3月11日20時50分、半径2`圏内、同21時23分、3`圏内は避難10`圏内屋内待避。12日5時44分、避難区域10`に、18時25分「20`に。15日11時、20〜30`圏内は屋内退避とした▼

ベント(排気)実施が遅れたことについて、「やれ、と(東電に)言ったのに、やらない説明すらない。今でも理由はわからない」。「通産大臣から(15日)午前3時頃に東電が撤退するという話があった。撤退してどうするんだと…東電の清水社長を呼んだ。撤退しないともするともはっきりしない。これは危ない」▼

脱原発は、「シミュレーションとしてありとあらゆる可能性は調べさせた。100、200、300と、300`いったら関東全部入っちゃう…原発の考え方を変えた最大の理由はそこだ」。(9月8日)


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