コラム「凡言録」より5月31日

 作業員の被曝


福島第一原発で働いていた男性社員2名が被曝限度の250_シーベルトを超える被曝をしている可能性があることがわかった。内部被曝線量を測定するホールボディカウンター検査で甲状腺から多量の放射性ヨウ素131が検出された。東電が発表した▼

2人は30代と40代。3、4号機の運転員として3月11日の地震発生から15日まで中央制御室でデータ確認作業に従事。その後も5月下旬まで同原発内で働いていた。2人は地震発生直後はマスクをつけておらず、ヨウ素剤の服用は3月13日で、遅かった▼

第一原発では地震後に2人と同じ運転員として働いていた人が約150人いる。作業従事看が受ける被曝線量の上限は従来100_シーベルトだが、厚労省は原発事故の後、250_シーベルトに引き上げている▼

東電が内部被曝を測定たの7400人中140人一被曝量が判明したのは40人しかいない(5 月16日現在)。ホールボディカウンターは原発近くに2台しかなく作業員の健康に配慮が乏しい。(5月31日)


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