コラム「凡言録」より5月1日


震災とメーデー

     

メーデーのスローガンはその時々の問題を反映する。いわき市集会のメーンスローガンの最初に「東日本大震災の被災地支援」が掲げられ、要求スローガンの10番目に東電は原発事故は人災と認めよ。すべての原発被害・風評被害の補償をしろ。住民の声を聞き、住民の声を生かした一日も早い復興を」が入った▼

屋内開催でデモは行われなかった。集会は津波で亡くなった人たちに黙祷。実行委員長はあいさつで原発事故にふれ、日本の原発開発は原発導入でも、濃縮ウラン供給でも、アメリカ一辺倒の原発導入路線がとられてきた」と指摘した▼

活動報告では教員組合から学校が津波被災と放射線汚染で使用できず、他校で授業を行つなどの実情がのべられた。原発の安全性を求める会は、あらゆる原発被害・損害への全面補償を提起した▼

メーデー宣言では、福島原発事故は国と東電が私たちの繰り返しの警告を無視し地震・津波対策をなおざりにした結果起きた「人災」と指摘。想定外」とする東電に厳しい抗議を表明した。(5月1日)


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