コラム−12月12日

中南米カリブ

中南米カリブ海地域の全33ヵ国の首脳がベネズェラの首都カラカスに集まり、「中南米カリブ海諸国共同体」(CELAC)を結成した。革命後のキューバを経済封鎖している米国主導の米州機構(OAS)に対抗する組織だ▼

中南米諸国が次々と独立してから200年になるが、米国は自らの「裏庭」として、支配や干渉を続けてきた。近年、反米左派政権が次々と誕生し、米国の干渉を排して自主的は共同を図ろうと昨年2月、メキシコでの首脳会議で設立を合意している▼

ベネズェラのチャベス大統領は大国による搾取や干渉を「もつたくさんだ。われわれは団結と独立、発展の礎石をこの地で築きつつある」。ニカラグアのオルテガ大統頷は自主的な共同体誕生は「モンロー宣言(米国が中南米を勢力圏視する考え)への死刑宣告」とのべた▼

採択されたカラカス宣言は公正かつ民主主義的で自由な社会を建設することが加盟国の「共通の願い」とし、紛争の平和的解決、武力行使と威嚇の禁止などを活動の「共通原則」にあげた。(12月12日)

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