コラム−12月17日

イラク戦争終結

米オバマ大統領は14日、ノースカロライナ州のフオートブラッグ陸軍基地で帰還兵を前に演説し、「明日、バグダッドの米軍旗が降ろされる」「イラクでの米国の戦争は終結する」と宣言。帰還した兵士に「お帰りなさい」を繰り返した▼

米国がイラク侵略を開始したのは03年3月20日。同日付の本稿は「ブッシュ大統領は『イラクを武装解除して国民を解放する』と宣戦布告した。米国の名分が大量破壊兵器を破棄させることから、『国民を解放する』ことに変わった」と書いた▼

小泉首相の米国追随は際立っていた。ブッシュ大統領がフセイン大統領に48時間以内に国外退去の「最後通告」を突きつけると、小泉首相は米国の武力行使を支持すると、いち早く表明した。そのことを忘れてはならない▼

オバマ大統領は演説で「勝利」の言葉は一切使わず、「民主的なイラク」を生んだと強調した。イラクの政情は宗派間、民族間対立がからんで安定しない。長い戦争で約4500人の米兵と11万人以上のイラク市民の尊い命が失われた。(12月17日)

コラム2011年12月18日へ進む

コラムトップへ戻る(3月11日)


コラム4月1日へ


コラム5月1日へ

コラム6月1日へ

コラム7月1日へ

コラム8月1日へ

コラム9月1日へ

コラム10月1日へ


コラム11月1日へ


携帯対応−震災報告トップへ進む


携帯対応草木庵トップへ戻る