コラム−12月29日

エル・ゴルド

スペイン北東部の町グラネンはゴールドラツシュに沸いている。金鉱脈が見つかったのではない。宝くじ「エル・ゴルド」の1等4000万円が1800本も町民に当たったのだ。「エル・ゴルド」は太っ腹と言う意味だという▼

この宝くじは「OOO00」から「84999」まで、5桁の同じ番号券が1800枚「束で売られる。町のくじ屋が仕人れた「58268」の当たりくじを、人口約2000人の町が独占した。一人で30枚買っていた人もいたという▼

町に730億円が転がり込んだ勘定で、町民は飲めや歌えの大騒ぎだそだ。テレビでみたら、グラスを片手に歓喜する町民が映っていた。町、では当たり番号と別の番号の2種類売られた。当たらなかった券を買った人は悲運を嘆き、買わなかった人は悔やんでいるだろう▼

今年の年末ジャンボ宝くじは1等2億円、前後賞1億円で、通しで当たれば3億円だ。「宝くじたの字が消える大晦日」。たの字が消えたら空くじ。宝くじは夢を買つこと。高額当選なんて夢のまた夢。(12月29日)

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