コラム−2012年1月10日

がんは陰謀?

アルゼンチンのフェルナンデス大統領は甲状腺がんと診断され、4日に摘出施術を受けた。経過は良好だというが、大統領府報道官は摘出した甲状腺にがん細胞は見つからなかったと発表した。誤診で良かった▼

南米諸国の大統領が次つぎ、がんを患っている。現職大統領ではパラグアイのルゴ氏、ベネズェラのチャベス氏、ブラジルではルセフ現大統領、ルラ前大統領もがんの治療を受けた。南米では、がんは大統領の職業病だ、という冗談も通じるほどだ▼

ベネズエラのチャベス大統領は昨年天、軍の公式行事で演説した。「米国が(狙った人を)がんにするような技術を開発したのではないか」「(これほど続くのは)確率的におかしい。50年後に(陰謀の)事実が判明するのではないか」と▼

本気度はどこまで、という演説ではあるが、米CIAならやりかねない、という思いを持たせる。チャベス大統領はボリビアのモラレス大統領らに「気をつけるように」と呼びかけ、がんを克服した大統領経験者のサミットも計画している。(1月10日)

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