コラム−2012年2月28日

年金基金の運用

国民が納めた年金積立金の運用を委託されている年金積立金管理運用独立法人(GPIF)は、日本や米国の信託銀行や投資ファンドの受託機関に運用を丸投げしている。122兆円あった積立金は4年間で23兆円も減った。共産党の佐々木憲昭議員が国会で明らかにした▼

小宮山厚労相は株価が低迷したリーマン・ショックのせいにしているが、国は運用手数料を10年間で2583億円文払っている。野田首相は赤字を反省し、「ポートフォリオ(投資比率)を不断に見直す」と。米国では非市場性の財務省証券で運用し、赤字を出したことがない▼

一方、投資顧問会社AIG投資顧問では企業年金から運用を委託されていた年金資産2100億円のうち1900億円が消失していたことが分かった。AIGは運用利回り7・3lをうたい、実績を装っていた▼

AIGは金融庁に説明ができない。AIJは税金がゼロか非常に安い租税回避地、英領ケイマン諸島を通じて資金運用していた。証券取引等監視委の目も届きにくいところだ。(2月28日)

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