コラム−2月10日

福島第二原発

福島県は昨年3月11日の地震後初めて東電福島第2原発に立ち入り調査した。1号機や4号機の原子炉建屋内や海岸付近の施設がマスコミに公開された▼

第二原発は地震のとき運転中だった4基とも自動停止、一部機能を維持した3号機を除いて冷却機能が失われた。圧力抑制プール内で圧力や温度が上昇。12日早朝、半径10`圏内への避難指示が出された。その後冷却機能が回復し、15日早朝までに冷温停止状態となった▼

公開された原子炉建屋の壁には浸水跡が残っていた。津波で浸水した1号機建屋の非常用発電機の復旧状況や使用済み燃料の保管状況、1号機脇の道路に土嚢を積んだ防潮堤、津波被害を受けて破損した4号機の扉なども公開した▼

第二原発の被災状況について、増田尚宏・同所長は「第一原発と紙一重だった」と語った。難を逃れたのは津波の高さが第一原発の場所と比べて小さかったこと、原子炉をコントロールする中央制御室が機能したことを挙げた。福島県は東電にたいし、改めて第二原発の廃炉を求めた。(2月10日)

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