コラム−2月11日
大震災11カ月
大震災から11カ月たった。福島県の1次避難者はゼロ、2次避難者は1人、仮設住宅、民間借り上げ住宅、公営住宅の入居者は9万6775人。県外避難者は自主避難者を含め46都道府県に6万2808人、1か月前から1149人増んた▼
文科省の学校基本調査で福島県の小学生は前年度比7・9lの9240人減。幼稚園児は前年度比11l、3311人減、中学生4l減、高校生3・7l減だ。原発事故による放射線に対する不安が高まり、特に低年齢児が県外に移ったとみられる▼
環境省の除染工程表は避難区域内11市町村で年間被曝線量が50_シーベルト以下の「避難指示解除区域」「居住制限区域」を優先して除染し、2013年度末までに完了するとした。汚染廃棄物の仮置き場は決まらない▼
JA福島中央会は12年産米の作付け方針を決めた。11年産米の放射性セシウムが1`あたり500ベクレルを超えた地域は作付け制限100ベクレル超の地域は除染を条件に作付けを認める。県漁連の漁再開は見通しが立たない。(2月11日)