コラム−2月17日
橋下「思想調査」
きのうに続いて橋下大阪市長の話題だ。大阪府と大阪市の二重行政をなくすと大阪都構想を掲げ、府知事を辞めて市長選に出馬して大勝した。保守の各党が人気にあやかろうと、ちやほやしている▼
その橋下市長が全職員を対象に、「労使関係に関する職員のアンケート調査」を実施していたことがわかった。調査は9日付でだされ16日が回答期限だった。内容を知って恐ろしさを感じる▼
調査は「任意の調査ではありません。市長の業務命令」で「正確な回答がされない場合は処分の対象となりえます」との文書付き。調査は22項目。「特定の政治家を応援する活動に参加したか」「特定の政治家に投票するように要請されたことがあるか」「紹介カードを配付されたことがあるか」など▼
要請や配付されたことがある場合は、要請・配付したく要請場所・時間まで回答を迫っている。これは市職員の思想・良心の自由を踏みにじる、憲法違反の思想調査ではないか。橋下氏の行為はファシズムにつながる、ハシズムだといわれている。(2月17日)