コラム−2月8日
2号機の温度
原子炉は冷温停止状態になったと、政府は昨年12月に東電福島第一原発の事故収束を宣言した。冷温停止とは原子炉が100度未満に安定している状態だ。それが2月になって、再び温度が上昇しはじめた▼
第一原発2号機の圧力容器底部には3つの温度計がある。その1つは2月1日に50度程度だったが、徐々に上昇し、6日には73・3度を記録した。他の2つの温度計は約45度で安定している。原因は分からない▼
東電は1月、配管を交換するため給水系と炉心スプレー系と、2系統ある注水ラインの注水量を変更した。工事終了後、以前の注水方法に戻そうとしたが、温度が上がりだした。東電は注水量を増やして監視している▼
原子炉の温度計は金属内の電流の変化で温度を計るが、正確かどうかは確かめられていない。最大20度の誤差を見込んでおり、80度を超えると「冷温停止状態」の100度を超えてしまう。2号機の格納容器内は先月、内視鏡を使って調査したが溶融した燃料の状況は不明「収束」は無茶な宣言だった。(2月8日)