コラム−20125月11日

浜・中・会津

福島県は全体像を容易につかみにくい県だ。奥羽山脈と阿武隈山脈によって、太平洋岸の浜通り、白河から福島への東北新幹線沿いの中通り、西側の会津と、自然的社会的条件を異にする3地域に区分される。会津は豪雪、浜通りは滅多に雪が降らない。天気予報も3地方に分けられる▼

会津若松市出身で、国立璽美天文台副台長の渡部潤一さんは、新たに発見された太陽糸の小惑星に、「浜通り」「中通り」「会津」と命名するよう国際天文学連合に申請した。大震災からの復興の願いを込めた希望の星だ▼

渡部さんが申請した小惑星の名則は、国際天文学連合・小惑星センターに「Hamadori」、「Nakadori」、「Aizu」と登録された。小惑星は米国のプロジェクトで発見され、いずれも火星と木星の間にあり、肉眼では見えない▼

渡部さんは近く新潟市で開かれる「小惑星・慧星・流星国際会議2012」の実行委員長を務める。「認定されてうれしい。少しでも県民に元気になってもりえれば」と語っている。(5月11日)

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